【第55回】NFTアーティスト "Yohey"を褒めちぎる！

コンセプトは優しさや思いやりといったポジティブなムーブメントにあります。
実際に描いているこま犬に関しては、前述したように私自身がもともとアートをする為に海外留学をしていて、その時に客観的に感じた日本のカオス的文化やアニメ、日本画の要素を日本人として取り入れてNFTに落とし込もうとした時にこま犬がすごくしっくり来たんです！
こま犬に関しては日本に神聖な場所や飾り物として玄関などでも見ることが出来るくらい誰しもが知るポピュラーな空想の生き物です。

空想なのですがそれ自体は遠い昔に海外から来たカルチャーだとされる説が濃厚で、その後改めて日本に歴史の中で再解釈されてきたモチーフなんです。その歴史の行動自体が日本人として、さらにはこの日本のカルチャーを見た時に現在でもなお深く根付いた日本の特徴に通づると感じこま犬を私のアイデンティティとして、使うことに決めました。

ヒーローと代打ったコレクションですが理由は自分自身の経験から来ています。例えば東日本大震災の時私自身、数か月ほど被災地としての影響を受け暮らしていました。当時は中学生でしたが聞いた音楽や漫画、映画にドラマ、たくさんのメディアが自分を支えてくれました。それはその後の思春期真っ只中の自分もそして今でなお、たくさん励まし勇気をくれる。例えば音楽も聴くと当時の気持ちが蘇ることがあるのと同じようにイメージし、目から入った情報も感情と共に記憶に何らかの形で働きかけてくると思うんです。

そこにこのコレクションのヒントがあって、ヒーローと感じたあの人や、職業、漫画や映画、音楽でさえ、それらのモチーフにこま犬を通して出会い表現することで、そのこま犬を見た人に対して、そのイメージに基づく記憶を通して、心に勇気や優しい気持ちを作りたいなと。
そして優しさと共に行動したときにその人の生活が暖かくなると思うし、その影響が広がればコミュニティとして優しさや思いやりが拡大して世界が少しだけ居心地のよい場所になるんじゃないかなと思いポジティブなムーブメントをキーワードにコレクションを展開していきます！

アーティストとして買い手、投資家の目線はずっとあります。
アーティストとしてグラフィックデザインを学ぶために東京モードを卒業しましたが、お金がなく入学すらできる環境ではなかったのですがそれも当時投資家として投資してくださった方のおかげで授業料を払うことができ卒業出来ました。
そのような経験から一つの目標として投資として（お金だけではなく考えや人として）価値のある作品を作るアーティストになりたいとずっと思っています。
また私自身ミニマリストな側面もありモノゴトを長期的な視点で考えたり、所有や投資的消費をしたいと考えているのも影響しているかもしてません。

具体的な内容でいえば、二つのコレクションがありますが一つはイーサ、一つはポリゴンベースのコレクションになっています。
イーサは価格的にも伸ばし投資的価値をもたらせるようにしていきたいです。
ポリゴンに関してはコミュニケーションをとるような感覚でＮＦＴを発行したいのでリスト価格に関しては大幅に上げることなく運営したいと考えています。
イーサのコレクションに関してはすべて手書きの一点モノをおよそ100体～200体の間でリストしたいと思っています。これはアートの文脈に乗せるためにも手書きが重要だなと考えています。このコレクションが完結するのがこま犬がヒーローに出会い、自信を持ち大切なものに気づき自分らしいヒーローに成長した時です。
このコレクションが完結後に1000体オーバーのコレクティブルを発表しようと考えています。

コレクティブル発行を機に一気にコミュニティが拡大し新しいフェーズに移行していければと考えています。
また根底にある思いでもある、優しいコミュニティによるムーブメントを応援してくださる方々と挑戦していきたいです。そのためにもメタバース的空間やコミュニティへのアプローチもそうですが、フィジカルなアプローチもしたいです。
具体的にはアートとしてギャラリーでショーをしたり、今年もたくさんコラボがあったように、SIMPSONS×BALENCIAGAやナイキ、SCAI、KAWSファッションとのコラボもしたいと考えています。NFTはどうしてもニッチになりすぎる状況が否めないため大衆へのアプローチもしていけるものにしたいです。そのためのメディアとしてこま犬は大きな可能性があると考えています。

先日ミントしたばかりのNFTです。 今回は自分が影響を受けた作品を引用しましたが今後はコミュニティのなかで新しいヒーロー像を見つけたいと思います。

世界的に見ればいい方向ですが、日本の市場でいえば国民、国の政策全体に言えることですがアートリテラシーが高くなることやアーティストに対しての考え方もいい方向に変わってほしいなと思います。
私自身はＮＦＴ、メタバースはずっと関心のあることで、将来はplay to earn(ゲームして稼ぐ) で暮らすぞ！なんてずっと考えていたのである意味世界が想像通りに進んでるのが嬉しいです（今までは妄想でしかなかった。。。幻のポケモンを捕まえてビットコインにする世界線）

TAKASHI MURAKAMI(@takashipom)は高校生から憧れています。
海外留学も高校生の時に読んだ彼の本が少なからず影響があったりしたと思います。

あとはDoodles(@doodles)のコレクションがかわいくてNFT欲しくなったきっかけですね

あえて買う側になってみた、ですかね。
Twitterで買います企画をしてみました。たくさん来る中でどういう見せ方をするかやこうしたらいいのになど感じたりして参考になりました。自分の認知は広がりますが飢えたワニの群れに落とされたチキンの気分です。これからこの経験を活かしていきたいです

表面的な言い方をすれば現代アーティストとして食っていきたい。
もと奥にある言葉をだせばクリエイティブで世界のやさしさを増やしたい。
自分にできることがそれだと思います。